懐石料理屋にて

うちの近所に有名な料理屋があり、一度食べてみたいよねということで予約して行ってみた。「末木」という店で大正時代からあるらしい。中に入るとテーブル席とか座敷とかがあったが、年末で混んでいるのか、別棟の奥の座敷に通してもらえた。そこはたぶん会席を食べる人が入るところだと思うが・・・思いっきり静かな床の間のある個室でみごとな庭と田圃が見えた。松華堂弁当を頼んであったのだが、最初にお造り、椀物が出て、弁当が登場、焼き物(鱒らしい)とデザートがつく豪華なものだった。京風なので薄味かと思ったが、そうでもなく煮物もちょうどよい味で、あとはほたてとわかめと塩数の子を梅風味で和えたものがおいしかった。
もちろんおなかいっぱいで、だらだらと長居してしまったのだが、出てきたらテーブルや座敷席は満員になっていた。この時勢にこの値段で(弁当でも高い)はやっている・・・さすが　である。

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